デザートカップの材質は何を選んだらいいの?
デザートカップの材質は何を選んだらいいの?
デザートカップは材質によって機能性が異なります。
デザートカップを選ぶときは、調理方法や輸送方法などから、メニューに適した材質をお選びいただくことが大切です。
伊藤景マーケットでは、”プラスチック素材でできたカップ”をデザートカップとしています。
さらにデザートカップの機能別に、 チルドカップ、 湯煎焼きカップ、 耐熱耐寒カップ、 リユースカップに分類しています。
「チルドカップ」はどんなメニューに使うの?
チルドカップはゼリー、ムース、あんみつ、パフェなど、オーブン調理をしないメニューに使用します。
材質は主に2種類あり、PS(ポリスチレン)やA-PET(非結晶ポリエチレンテレフタレート)があります。
PS(ポリスチレン)
ゼリーなど中身の層を美しく魅せるメニューには、なんといってもPSカップをおすすめします。透明度が高く、光に反射してキラキラと輝くデザインがメニューを引き立てます。
耐熱温度は80℃のため、ゼリーなどを流し込んで冷やし固めることは可能ですが、電子レンジやオーブンでの調理はできないのでメニューが限定されます。
柑橘類(レモンやオレンジなど)の汁に含まれるd-リモネンという油性の成分に親和性があり溶けることがあるので食材によっても注意が必要です。
衝撃に弱い材質のため、取り扱いにより破損の可能性があります。
A-PET(非結晶ポリエチレンテレフタレート)
透明度の高いカップで、あんみつやサラダなど色鮮やかなメニューに多く使われます。
シート成型という方法で製造しているのでコスパがいいのが特徴です。
耐熱温度は60℃と耐熱性は低いです。
柔らかい素材で衝撃にも強いです。
「湯煎焼きカップ」はどんなメニューに使うの?
湯煎焼きカップはプリンやチーズケーキなど湯煎焼き調理を行うメニューに使用します。
容器の透明度はチルドカップには劣りますが、ゼリーやムース、パフェなどのメニューにも使われます。
材質はPP(ポリプロピレン)を、湯煎焼きカップに分類しています。
PP(ポリプロピレン)
オーブンでの湯煎焼き調理ができることが特徴です。電子レンジでの温めも可能です。
グレードによって異なりますが、耐熱温度は80~110℃です。
色は主に半透明で白みかかっています。中でも高透明グレードは透明度を高めた材質です。
赤、白、黒、オレンジなど、カラフルな色のカップは、マスターバッチを練り込んだ材料を使用しています。
ハロウィンはオレンジや黒、クリスマスは白や赤と、通常メニューのカップを季節の色に変えるだけでも印象が変わるのでおすすめです。
「耐熱耐寒カップ」はどんなメニューに使うの?
耐熱耐寒カップはチルドスイーツだけでなく冷凍スイーツにも使えるオールマイティなデザートカップです。
容器の透明度はチルドカップには劣りますが、ゼリーやムース、パフェなどのメニューにも使われます。
材質は主に、PC(ポリカーボネート)、CGPS(耐衝撃性ポリスチレン)、CGPP(耐衝撃性ポリプロピレン)があります。
PC(ポリカーボネート)
透明性が高いうえに、プリンなど湯煎焼き調理ができる優れものです。耐熱温度がデザートカップの中では高く130℃です。
耐衝撃性で割れにくく、冷凍スイーツにもお使いいただけます。
CGPS(耐衝撃性ポリスチレン)、CGPP(耐衝撃性ポリプロピレン)
通常のPSやPPよりも、割れにくくした材質です。
耐衝撃性で割れにくく、冷凍スイーツにもお使いいただけます。
近年伸びている、冷凍スイーツにもお使いいただけます。
耐衝撃性の素材を使用していますが、プラスチックなので衝撃で破損する可能性はゼロではありません。
必ずテストの上、ご使用頂けますようお願いします。
「リユースカップ」とはどんな素材なの?
リユースカップは繰り返しお使いいただけるプラスチックのカップです。
ガラスのような透明感で料理をきれいに魅せることができます。
ガラスの半分の重さで割れにくく、ホテルやビュッフェ、給食などで広く使われています。




